グローバル人材採用の成功戦略:フィリピン人採用が拓く未来

グローバル人材

日本の経営における最大の課題の一つに、少子高齢化に伴う労働力人口の減少があります。これは単なる人手不足にとどまらず、国内市場の縮小を加速させ、企業の持続的な成長を阻む本質的な問題と言えるでしょう。

この厳しい現実を乗り越えるため、多くの日本企業は海外市場への展開や、社内に多様な視点を取り入れる「ダイバーシティ経営」を重要な経営戦略として位置づけています。

その実現に不可欠なのが、国境を越えて活躍できるグローバル人材です。中でも、親日的で優秀な人材も多いフィリピンからの採用が、新たな選択肢として注目を集めています。

本記事では、フィリピン人採用がなぜ現代の日本企業にとって有効な戦略となりうるのかを深く掘り下げ、採用のメリットや潜在的な課題、そして成功のための具体的なステップと育成方法までを網羅的に解説します

企業のグローバル化を強力に推進する羅針盤として、ぜひ参考になさってください。

目次

グローバル人材が必要な理由

手のひらに浮かぶデジタル地球儀と人のアイコン。グローバル人材ネットワークや国際的なビジネス連携を象徴するイメージ。

日本企業がグローバル人材を必要とする背景は、大きく二つに集約できます。

  1. 国内市場の縮小
  2. 国際競争の激化

まず一つめの国内市場の縮小について。少子高齢化の進行により国内需要の伸びは限定的であり、成長を期待できる海外市場の開拓が戦略上ますます重要になっています

欧米市場に加えて、人口増加が顕著なアジアやアフリカといった地域へ事業を展開する企業は増加傾向にあります。したがって海外の顧客や取引先を理解し、現地で成果を出せる人材が必要になっているのです。

二つめは、国際競争の激化です。インターネットやデジタル技術の普及で市場はグローバル化し、国境を越えた競争が当たり前になりました。

その結果、製品やサービスのみならず、人材や組織運営の面でも多様性(ダイバーシティ)を取り入れる必要が高まっています。多様な背景を持つ人材を組織に迎え入れることは、市場の複雑なニーズに応えるうえで有利に働きますし、競争力の源泉にもなり得ます。

外国人材採用の真の目的

現場では外国人材を「人手不足の解消」として採用するケースが多いのも事実です。しかし複数の調査を見ると、企業側はそれ以上の期待を抱いている傾向がうかがえます。

具体的には「新たな視点からのイノベーション」や「業務プロセスの改善」といった、組織変革につながる役割を期待して外国人正社員を採用する企業が少なくありません。

つまり、外国人材は単なる労働力の補填ではなく、戦略的な投資として位置づけられているのです

そこで重要になるのが、採用時における人材要件の明確化です。語学力だけで判断するのではなく、事業課題に合致する能力や経験を見極める必要があります。

たとえば、海外での営業展開を任せるなら語学・交渉力に加えて現地ネットワークや文化理解が求められます。逆に、グローバルR&Dを強化するなら、異なる視点からの課題発見や技術的専門性が重要になるでしょう。

企業は採用前に求める成果を定義し、それに合わせた評価軸を用意すべきです。

文部科学省が示すグローバル人材の3つの要素

グローバル人材とは、単に語学が堪能なだけの人を指すわけではありません。文部科学省が定義する「グローバル人材」は、以下の三つの要素を併せ持った人材を指しています。

三つの要素
  1. 語学力・コミュニケーション能力
    • 世界共通語である英語を含む語学力に加え、異なる文化や価値観を持つ相手と交渉・協働できるコミュニケーション能力。
  2. 主体性や協調性、柔軟性、責任感といった行動特性
    • 不確実な環境で自ら判断し、目的に向かって行動できる主体性。加えて、多様なバックグラウンドを持つ人々と協働するための協調性や柔軟性、そして責任感。
  3. 異文化理解と自国のアイデンティティー
    • 相手の文化や商習慣を理解し尊重する姿勢を持つと同時に、日本人としての価値観や文化を的確に伝えられる力。

採用や研修、評価制度を設計する際は、これらの要素を前提に据えることが重要です。単なる知識習得にとどまらず、実務を通じて発揮できる力を見極めることが成果につながります。

参考:グローバル人材の育成について|文部科学省

優秀なグローバル人材としてのフィリピン人の魅力

書類を確認しながらスマートフォンで通話する笑顔のフィリピン人男性。

数ある外国人材の中でも、なぜフィリピン人が多くの日本企業に選ばれているのでしょうか。グローバル人材としての、フィリピン人が日本企業にもたらす5つのメリットを取り上げます。

メリット1:高い英語能力とコミュニケーション力

フィリピンでは英語が公用語の一つであり、幼少期からの英語教育が徹底されています。多くの国民がビジネスレベルの英語を話すことができるため、海外取引先との対応や社内の国際化推進において非常に有利です。また、日本人社員の英語力向上にも良い刺激を与える存在となるでしょう。

メリット2:ホスピタリティ精神と明るい国民性

フィリピン人は笑顔を絶やさず、思いやりのある性格が特徴です。カトリック文化に根ざした「奉仕の精神」は、介護や接客といった対人業務やサービス業において高く評価されています。さらにそうした明るくフレンドリーな性格は、職場の雰囲気を和らげ、チームワークの向上にも貢献します。

メリット3:若くて豊富な労働人口

日本の平均年齢が約48歳であるのに対し、フィリピンの平均年齢は20代半ばと非常に若く、人口構成も安定しています。若年層の豊富な労働力は、長期的な人材確保において大きな魅力となり、企業の活性化にもつながります。

メリット4:親日的で日本文化適応性が高い

フィリピンはアジアの中でも特に親日的な国の一つとされており、多くの国民が日本の文化や製品に好意的な関心を持っています。そのため、日本での生活や職場環境への適応がスムーズで、日本語学習に対する意欲も高い傾向があります。

メリット5:家族思いで責任感が強い

フィリピン人は家族を大切にする文化が根強く、海外で働く目的の多くが家族を支えることにあります。このような強い責任感は、仕事に対する真面目さや継続性の高さにつながっています。一度仕事に就くと、熱心に勤務を続ける傾向があり、定着率の面でも企業にとって大きな安心材料となります。

こうしたメリットを持つフィリピン人材の採用は、企業にも大きなメリットをもたらすでしょう。

フィリピン人採用の成功ステップ

木のブロックを階段状に並べ、1から3までの数字と矢印で上昇を示す図。成功までのステップを表すイメージ

フィリピン人材の採用と定着を成功させるには、幅広い視点で実務を整理することが重要です。以下では、実践的なポイントと具体的な方法を順に解説します。

法的側面:在留資格とフィリピン政府の制度

外国人採用にあたっては、日本の入管法(出入国管理及び難民認定法)に基づく在留資格の確認が最重要です。在留資格は、日本で従事できる活動や就労の可否を定めており、その範囲外の業務に従事させることはできません。

主要な在留資格と就労範囲

身分・地位に基づく在留資格(活動制限なし)
永住者、日本人の配偶者等、定住者
特徴業種を問わず就労可能で、柔軟な採用が可能です。
就労が認められる在留資格(活動制限あり)
技人国、特定技能、技能実習など
特徴資格ごとに定められた範囲内でのみ就労可能です。
原則として就労が認められない在留資格
留学、家族滞在
特徴資格外活動の許可を得た場合に限り、定められた範囲(例:週28時間以内)で就労できます。

さらに、外国人を雇用した場合は、国籍や在留資格などの情報を厚生労働省の定める様式でハローワークに届け出る義務があります。届出を怠る、または虚偽の情報を提出すると、30万円以下の罰金が科される可能性があります。

加えて、労働基準法は外国人労働者にも適用され、国籍による差別は禁じられています。労働時間、賃金、安全衛生といった基準を遵守することが必要です。

また、フィリピン人を採用する際はDMWの海外支部や認定送り出し機関を通して採用手続きを行うことが求められ、直接雇用は原則制限されています。

さらに日本側の在留資格手続きに加え、フィリピン側での申請も必要になります(MWO申請)。その点については、後述します。

文化的側面:コミュニケーションと人材育成

フィリピン人従業員の能力を最大限に引き出すには、文化的背景を理解したマネジメントが欠かせません。たとえば、時間に対する感覚が日本とは異なる場合があります。これは、交通事情や家族優先の価値観に由来するものです。指示や業務管理は抽象的にせず、明確な目標と期限を設定することが重要です。

効果的なコミュニケーションのポイントとしては、トップダウンで具体的に指示することが挙げられます。「これ、できますか?」ではなく、「これを行い、明日までに報告してください」といった形で曖昧さを排除することが望ましいです。

また、フィリピン人は自尊心が高く、人前で叱責されることを嫌います。改善点を伝える際は、一対一の環境で丁寧に対応することでモチベーション維持につながります。

モチベーションとキャリア成長を促す人材育成

フィリピン人労働者はキャリアアップを重視する傾向があります。そのため、昇進・昇給基準を明確化し、定期的な研修やスキルアップの機会を提供することが重要です

正当な評価制度に基づき、貢献度に応じた昇格や役職付与を行うことで、従業員は自身のキャリアパスを具体的に描きやすくなります。これにより組織への貢献意欲も高まり、長期的な定着と高いパフォーマンスが期待できます。

実務で押さえるべきチェックポイント

在留資格と在留カードの確認・保管(就労可否のチェック)
ハローワークへの「外国人雇用状況届出」の実施(雇入れ・離職時)
労働契約書を日本語と本人が理解できる言語で交付
フィリピン側の認定送り出し機関(DMW/MWO経由)を確認
労働条件は国籍に関係なく労働基準法を遵守

参考:外国人の雇用 |厚生労働省

現場の声から学ぶ!日本企業が直面するグローバル人材採用の現実

マウスとキーボードを使いパソコンで仕事を進める様子。IT業務やエンジニアリングを表現する写真。

日本における外国人労働者数は年々増加しており、2023年10月末時点では200万人を突破し、過去最高を記録しました。

これは、人手不足に悩む多くの日本企業が、外国人材の雇用を本格的に進めていることの現れと言えるでしょう。特にフィリピンは、ベトナム、中国に次いで3番目に多い外国人労働者の出身国であり、そのポテンシャルの高さがうかがえます。

一方で、外国人材を採用し、現場で活躍してもらうには企業の側の取り組みも重要になってきます。

ここでは実際の事例から、フィリピン人材を活用するための秘訣について考察していきましょう。

産業機械製造業の成功事例

ある産業機械製造企業では、自社が求める設計知識を持つフィリピン人エンジニアをピンポイントで採用し、即戦力として活躍させることに成功しました

社長は「弊社が求めるスキルを持っていたことが大きな決め手でした」と語っており、コンピュータ上でのデータ作成・設計能力を高く評価し、幅広い分野で活躍できると判断したそうです。

また、別の企業では、ウェブ面接を導入することで、地理的な制約をなくし、全国から優秀な候補者を集めることに成功した事例も報告されています。

学べる教訓

この事例から学べる教訓は、採用のミスマッチを防ぐために、自社が求める具体的なスキル要件を明確に定義することの重要性です。さらに、ウェブ面接のようなデジタルツールを積極的に活用すれば、より広い範囲から優秀な人材を見つけ出すことが可能となるでしょう。

参考:製造業の人手不足を解決!即戦力となる優秀な外国人採用事例を公開 | PRTIMES

介護・リゾート業界での定着成功事例

三重県にあるリゾート施設では、周辺人口が少なく人材確保が困難な状況にありました。そこで、明るくホスピタリティ精神のあるフィリピン人女性2名を採用し、人材不足の課題を解決した成功事例があります。

また、愛媛県の介護施設では、日本人の応募が極端に少なく、過去に受け入れたインドネシア人材が早期離職した経験から、定着率の高いフィリピン人材に注目しました。

この施設では、フィリピン人材の定着性と協調性により、既存職員との関係も良好で、事業展開の核となる人材として期待されています。現場からは、「他国に比べて無断帰国や失踪が少ない」「まじめで信頼できる」という声が多数上がっています。

学べる教訓

これらの事例が示すのは、フィリピン人が持つ真面目で責任感が強い国民性が、高い定着率につながるという点でしょう。

さらに、単なる人材補充に終わらず、給与体系や勤務条件の見直しといった受け入れ体制の基盤を強化することで、彼らのポテンシャルを最大限に引き出し、事業全体の成長へと結びつけることができるのです。

参考:フィリピン人材の強みと活躍事例|株式会社オーティル

失敗事例

一方で、外国人材採用は失敗も少なくありません。多くの企業が陥りがちな典型的な失敗事例と、現場の声をご紹介します。

在留資格のミスマッチ

良い人材を見つけても、従事させる業務内容が在留資格の要件と合致しないため、雇用に踏み切れないケースが意外と多く発生します。

法律や制度の複雑さを理解しないまま採用を進めると、不法就労につながるリスクを抱えることにもなりかねません。  

日本語能力の過信とコミュニケーション不足

「日本語能力試験N2レベルの人材だから安心」と現場に配属したところ、業務指示が正確に伝わらずミスが多発するというトラブルが頻繁に起こります。

これは、口頭での曖昧な指示や慣用表現が通じないことに起因しており、コミュニケーション不足が信頼関係の構築を妨げる大きな原因となります。  

職場文化のギャップ放置

日本の「察して」という文化や、残業が当たり前という労働慣行に、外国人労働者が戸惑うケースは少なくありません。

時間に対する感覚や、仕事とプライベートの境界線、上司への報連相の仕方など、文化的なギャップを放置すると、外国人スタッフが孤立し、早期離職につながるリスクが高まります。

特にフィリピン人従業員は、人前で叱責されると強い恥を感じる文化的特性を抱えているため、注意や指導をする際は個別で行い、声のトーンにも配慮することが大切です。  

学べる教訓

これらの失敗は、外国人材を「日本人と同等の労働力」として扱おうとする姿勢から生まれることが多いようです。

しかし、国籍が異なる人材を受け入れるには、言語、文化、法的要件のすべてにおいて、日本人とは異なる特別な配慮とサポートが不可欠となります。

専門家との連携や多言語対応のマニュアル整備に加え、文化理解を深める研修を実施するなど、全社的な意識改革が成功への鍵を握っていると言えるでしょう。

採用後の成長を見据えたグローバル人材育成戦略

会議資料とノートPCが置かれたテーブルの上で、複数の手を重ねるビジネスチーム。協力とチームワークを象徴するイメージ。

グローバル人材は採用して終わりではありません。最大限に力を発揮して長期的に活躍してもらうには、戦略的な育成計画が不可欠です。

企業が取るべき戦略について、いくつか提案します。

育成計画の5つのステップ

まずは実務で使える枠組みとして、育成計画の5つのステップを提示します。各ステップは会社の事業フェーズや業種に合わせて調整してください。

スクロールできます
ステップ目的主な施策(例)
1. 求める要件を明確にする育成で伸ばすスキルと成果を定義する事業ゴール連動のスキルマップ作成、役割別の期待値設定
2. 候補者を選定する育成対象を絞り、投資効率を高める人事データ・現場評価の分析、適性検査、面談による抽出
3. 育成計画を作成する個別性のあるキャリアパスを設計する個別研修プラン、OJT計画、メンター制度の設計
4. 実践的な研修を実施する現場で使える能力を伸ばすロールプレイ、ケーススタディ、海外実務研修、語学研修
5. フィードバックと配置成果を検証し最適配置で成果を出す定期評価、フィードバック会、異動・昇格の連動

上の表は一例です。重要なのは「評価軸を採用時から育成・配置まで一貫させる」こと。そうすれば、育成の投資対効果(ROI)を検証しやすくなります。

日本人社員に向けた異文化理解研修の重要性

多様な人材を受け入れる側の意識改革が成否を分けます。外国人材を育てるだけでは不十分で、受け入れる日本人社員にも異文化理解を促す研修が必要です

たとえば、日本の「報連相」や業務外の付き合い重視といった慣行は、海外出身者に通用しない場合があります。とはいえ、誤解や摩擦は双方の努力でしか埋まりません。

具体的には次を組み合わせると効果的でしょう。

効果的な施策
  • 異文化コミュニケーション研修(事例分析+ロールプレイ)を行う。
  • 相互理解のためのワークショップを定期的に開催する。
  • マネジャー層には異文化マネジメント研修を実施する(コーチング手法やフィードバック方法を含む)。

こうした施策は離職率低下や業務効率の向上につながりますし、結果的にグローバル人材の活躍機会を広げます。

挑戦を促し、失敗を許容する組織風土の醸成

グローバル市場での競争力は、トライアンドエラーによる価値創造から生まれます。

ところが日本企業には失敗回避の文化が根強く、挑戦が萎縮しがちです。育成を成功させるためには、組織が「失敗を学びとする」評価制度や仕組みを作る必要があります

施策例
  • 挑戦を明文化した評価項目を設ける(チャレンジ経験を加点)。
  • 失敗事例を共有する「振り返り会」を制度化する。
  • 経営層が見本を示す(失敗事例の公開や語り)ことで心理的安全性を高める。

こうした施策は短期的には違和感を生むかもしれません。でも長期的にはイノベーションの再現性を高め、グローバル人材の成長を促進します。

現場のリーダーが主体的に関わり、育成と経営戦略を連動させることが不可欠です。

実務的ポイント

育成は「採用→選抜→計画→研修→評価・配置」の一連の流れで設計すること。
日本人社員の異文化リテラシー向上を同列に進める。
失敗を許容する仕組みを評価制度や社内ナレッジ共有に組み込む。
最終的に、育成施策は事業KPIと結びつけて測定すること。

参考:未来人材ビジョン|経済産業省

フィリピン人採用に必須のMWO申請と代行サービス

書類に『APPROVED』のスタンプを押し、パスポートを確認する様子。ビザ取得や海外渡航の手続きを表す写真。

フィリピン人を採用するには、日本側の手続きだけではなく、MWOへの申請も行わなければなりません

以前はPOLOという名称で知られていたMWOは、フィリピンのDMW(移住労働者省)の海外出先機関であり、日本では東京と大阪にMWO事務所が設置されています(駐日フィリピン共和国大使館・総領事館内)。 

DMWとMWOはフィリピン人労働者の権利保護、福祉の向上、海外雇用の促進と管理を一元的に行うことを目的としています。そのため、国外からフィリピン人を採用する際には、MWOへの申請が義務付けられています。

MWOへの申請手続きは、一般的に以下の流れで進みます。

手順
STEP
申請書類の提出

まず必要な申請書類や資料を準備し、MWO(東京または大阪の事務所)に送付(郵送)します。

STEP
MWOによる審査と承認

次に、MWOによって提出された書類に基づいて審査が行われ、雇用契約の内容などが適切であると判断されれば、フィリピン政府から正式な認証が得られます。この承認によって、フィリピン人人材の募集活動が行えるようになります。

STEP
フィリピン人人材の採用

フィリピン人人材の募集を行い、採用・雇用契約を結びます。

このMWOへの申請は非常に複雑であるため、時間と手間を省きながら採用を確実なものにするためにも、専門の代行業者を利用することが一般的です。

MWO申請サポートへの手数料

MWO申請サポートでは、企業のニーズに応じて様々なサポートプランを提供しています。

プラン名主な内容税抜料金
フルサービスパック書類作成・翻訳・提出代行・面接通訳・送り出し機関紹介など、すべて含まれる98,000円
書類パックのみ英文申請書類作成+日本語翻訳+記入サンプルなどの一式45,000円
日本語サポートのみメール・電話での日本語サポート(記入確認や質疑応答など)45,000円
翻訳のみ日本語記入済内容を英語申請書へ翻訳記入45,000円
面接時通訳MWO面接時に立ち会う通訳者の手配45,000円
※別途、MWOへの実費(書類認証手数料など)が必要となります。また提携送り出し機関以外を利用の場合、全プラン8万円追加となります。

フィリピン独自の複雑な手続きは、専門家のサポートを得ることで、企業側の労力を削減できます。

自社がどんな申請代行サービスを必要としているかを良く見極めて、依頼なさって下さい。

\ 詳しくはこちらから /

まとめ:フィリピン人採用から始まる企業のグローバル化

フィリピンの国旗を空に向けて掲げている手

フィリピン人が持つ高い英語力、協調性、そして若く豊富な労働力は、日本の深刻な人材不足を解決するだけでなく、組織そのものを活性化し、イノベーションを創出する大きな力となる可能性を秘めていると言えるでしょう。

しかし、その成功は、煩雑なMWO手続きを厭わない企業のコミットメントと、受け入れ側の組織文化を変革する覚悟にかかっています。外国人材を単なる労働力ではなく、企業の未来を共に創るかけがえのないパートナーとして迎え入れ、包括的なサポート体制を構築することこそが、グローバル競争を勝ち抜くための唯一の方法です。

MWO申請サポートでは企業のニーズに合わせて、フィリピン人雇用を成功させる様々サービスを提供しています

まずは一度、お気軽にご相談ください。

\ ご相談はこちらから /

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